教科書採択に思う
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来年から中学校で使う教科書の採択をめぐる報道が多い。
特に“問題”としているのは自由社と育鵬社であり、その中でも歴史と公民のようだ。
この2社に対し、歴史では日本の侵略戦争や植民地支配を正当化、美化するものであるとし、
公民では憲法敵視というものであります。
しかし、この2社以外の5社、東京書籍、帝国書院、日本文教出版などを問題視する報道は少ない。
この中の “憲法敵視”という部分では、例えばこの5社は、
外国人参政権について「在日韓国人・朝鮮人に対する差別」として、
「選挙権はなお制限されている」、「世界には…地方自治への参政権を認める国もある」とあります。
しかし自由社と育鵬社は外国人に地方参政権を与えないのは”差別ではない”と記述しています。
また自衛隊について5社は戦争放棄などの憲法9条を理由に、
「武器を持たないというのが日本国憲法の立場ではなかったのかという意見もある」と記述しています。
一方の自由社と育鵬社は”自衛隊の国際貢献や災害出動などで高い評価を受けている”という事実を記述しています。
特に注視すべきは「・・国もある」「・・という意見もある」という表現です。
南京虐殺も「・・という意見もある」という表現を使っています。
明らかにそちら側に誘導していく言い回しだと言えるでしょう。
さらに天皇陛下については5社は現憲法下では儀礼的な国事行為を行っている点ばかりを強調して、
天皇陛下の一番重要である祭祀については取り上げない。特に戦前については大日本帝国憲法にはなかった”天皇主権”という表現を使って政治への直接的関与を強く印象づけていますが、
自由社と育鵬社は”大日本帝国憲法下でも政治は実質的に議会、政府に任せ、立憲君主的である”
としています。
このように日本の教科書は違うことを書いた2種類の教科書があることになるのです。
これではどの教科書を使うかで全く違う教育となってしまう。
しかもこのどれもが文科省の教科書検定に合格しているのです。
新しい歴教科書をつくる会副会長の福地淳先生からこのようなお話を聞きました。
つくる会の教科書には南京虐殺という明らかになかったねつ造事件を教科書から削除した。
そして今回、戦後日本の歴史教科書に載せたことのない支那人の日本人への凌辱、殺害の限りを尽くしたあの通州事件を掲載したといいます。支那人の残虐性を知るにはぜひ日本人が知るべき事件です。
今まで教えてこなかったのが不思議なくらいです。
しかし、ここに到るまで文科省役人との駆け引きがあったといいます。
文科省役人は「通州事件を載せるならば南京虐殺も載せてほしい」と言ったという。
近隣諸国に配慮するためにありもしない南京虐殺を教科書に載せてくれと言う。
教科書は現在このようにつくられていると聞いて驚いた。
そして何より政治家のこの問題に対する認識不足、歴史に対する勉強不足であります。
結局、振り回されているのは子供たちなのです。
また、これに輪をかけるように問題なのはこの教科書採択をめぐっての恫喝的行為です。
産経新聞にこのようにありました。
≪東京都の区市町村で大田区とともに初めて育鵬社の採択を決めた武蔵村山市の持田浩志教育長が産経新聞の取材に応じ、組織的な不採択運動について「心理的な圧力を感じ、採択が教育の視点ではなく労働運動や政治闘争になっている」と指摘した。
8月5日、同市教委の臨時会。傍聴席を満席に埋めた約70人が見守る中、歴史と公民で育鵬社教科書の採択が全員一致で決まると、反対派とみられる人たちから「えー」という大きな声が上がり、委員らに「ひどい」「勉強し直せ」といったヤジも浴びせた。
同市教委によると、6月ごろから教科書採択に関する要望書が寄せられ始め、その数は採択までに計397通に上った。9割以上が歴史教科書に関するもので、うち7割が育鵬社教科書の不採択を求めており、採択に当たる5人の教育委員の自宅にも数十通ずつ送りつけられたという。
持田氏は「なぜ公表していない委員の自宅に届くのか。怖いと感じた委員やその家族もいた。
静かな環境の中で教科書を判断する状況にはほど遠く、心理的に圧力を感じた」と打ち明ける。
要望書の発送者は、共産党系の団体や労働組合、弁護士の団体などで、それぞれ同じ文面を印刷したものが大半。不採択を求める理由については「戦争賛美」「憲法敵視」などと書かれていた。
・・・組織的な不採択運動については「採択が教育の視点ではなく、労働運動や政治闘争になっている面もあると感じる」と語った≫
どのように調べたのか自宅にまで不採択を送りつける見えない圧力。
数年前、国旗国歌闘争で広島県の校長に対し毎晩自宅にまで押しかけ嫌がらせをして、
ついに自殺に追い込んだことを思い出させる行為だ。
労働組合、日弁連などは承知の通り左翼団体です。
(これらは強制的に加入させられてお金をとられる仕組みが出来上がっています。
彼らの多くは自分が手先に利用されているという認識もないのです)
彼らは階級闘争のごとく教科書にまで組織的関与をしてくる。
しかし、よくみると彼らの主張はチャイナや韓国と同じではないか。
よく日本の国会議員はチャイナや韓国とは友好国だという。
しかし彼らのやっている行為は決して友好国といえるものではありません。
竹島、尖閣、東シナガス田、歴史教科書や靖国に対する異常なまでの内政干渉・・・
彼らはお人好しな日本人に“友好”という言葉をダシに使って、
いかに日本からあらゆるものを奪い取ろうとしているかを見抜かなければいけない。
もはや敵国ともいえるこれらの国と歩調を合わせている上記の日本の反日集団。
日本を内から工作して支那朝鮮のお金で手先となっているとしか思えない。
敵国と一緒になって日本の反日集団は日本のまともな教科書を“戦争賛美だ”と言う。
そして彼らが教科書で採択すべきという主張は、“平和と人権尊重”とともに
“近隣諸国の歴史文化への理解”であることを知るべきです。
日本人のようで日本人ではない。
彼らに日本の心や日本の精神はない。あるのは日本を壊す闘争である。
そして、この教科書採択問題も米軍基地問題も脱原発も反戦平和運動も根っこは同じであります。
彼らの行為は日本破壊をほう助する集団と化していることを見抜かなければならない。
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