【民主党】また小沢蠢動
案の定、コノ人が蠢き始めたようだが…
「小沢戦略」空振り、民主2人目相次ぎ落選
(2010年7月12日(月)4時7分配信 読売新聞)
今回の参院選では、民主党が小沢一郎前幹事長の主導で2人の公認候補を擁立した「2人区」が焦点の一つとなった。
結果はいずれも自民党と1議席ずつ分け合い、「共倒れ」にはならなかったが、小沢氏が主導して擁立した2人目の新人候補が落選する選挙区が相次いだ。全体でも参院で過半数を割り込む惨敗となり、小沢氏の戦略は狙い通りの成果はもたらさなかった。
民主党は今回、改選定数2の2人区、12選挙区のうち10選挙区で2人の公認候補を擁立した。大半が、労働組合など支持基盤を持つ現職に、無党派層への浸透が期待できる新人をぶつけた構図だ。小沢氏主導で擁立した新人は、北海道、岐阜を除いて落選した。
長野選挙区で当選した現職の北沢防衛相は11日夜、長野市内のホテルで記者団に、2人擁立戦略について、「小沢氏が昨年の衆院選と同じ手法で強気でやろうとしたのが戦略的な誤りだった。戦線が拡大して戦力が拡散し、いい効果が出なかった」と批判した。
静岡選挙区で当選した現職の藤本祐司氏は静岡市内の事務所で、「全く影響がなかったというとウソになる。今後は『(選挙)戦略を見直すべきだ』との声が出るのではないか」と指摘した。一方、「2人目」として出馬した新人の中本奈緒子氏は党静岡県連から支援を得られず落選し、浜松市内の事務所で「組織の支援がなかった」と不満をにじませた。
小沢氏には、これまでは自民党などと議席を分け合い、事実上の無風区だった2人区で候補を競わせることで、比例票の上積みや党勢拡大につなげる狙いがあった。民主党が「単独過半数」を目指すために不可欠な戦略と位置づけていた。
「政治とカネ」の問題や米軍普天間飛行場移設をめぐる迷走などで、鳩山内閣の支持率が急落した際に、共倒れを懸念する地方組織などから、戦略見直しを求める声が出ていた。
鳩山前首相の辞任で菅内閣が誕生し、支持率が「V字回復」したことで「2人擁立」の維持を決めたが、選挙戦では、支持基盤の弱い新人が苦戦を強いられた。菅首相が言及した消費税率の引き上げが争点として急浮上したことで、無党派層の支持が離れ、苦戦につながったという見方もある。
最後の大勝負? “不死鳥”小沢、復権へ衝撃シナリオ
(2010年7月12日(月)17時0分配信 夕刊フジ)
7・11参院選で、与党過半数はおろか改選第1党もとれなかった民主党。それだけに、党内では剛腕・小沢一郎前幹事長(68)が復権する可能性が指摘されている。「小沢氏は9月の代表選で菅降ろしに走る」という声があがる一方、逆に「追い込まれた菅直人首相(63)が小沢氏に泣きつく」というのだ。果たして、小沢氏の復権シナリオは。
「国民が小沢一郎の再登場を願ったということだ」
小沢氏を支える若手グループ「一新会」に所属する議員の1人は12日朝、こううそぶいた。民主党が惨敗したうえ、2人区の2人目として立った小沢系新人のほとんどが落選したのに、なぜこう言えるのか。
別の小沢系議員は「民主党単独過半数や与党過半数なら菅政権が安定して出る幕がなかった。しかし、菅首相ではみんなの党は連立を組めない。仙谷由人官房長官(64)がいる限り、公明党もダメ。両党にパイプがある小沢氏の出番がくる」(同)と解説する。
当の小沢氏は11日、雲隠れしたが、側近の高嶋良充参院幹事長(69)は「執行部として総括をきちんと行い、責任を明らかにしていく必要がある」と菅首相や枝野幸男幹事長(46)の責任論に触れた。また、松木謙公衆院議員(51)は「小沢さんに1回総理大臣をやってほしいという思いは変わらない」と踏み込んだ。
政治評論家の浅川博忠氏は「68歳の小沢氏にとって、最後の大勝負になる。9月の代表選に自ら出馬して菅降ろしを行う。自民党に手を突っ込み大連立をするなど、自ら主導して政界再編を仕掛ける可能性もある」とみる。
実際、小沢氏は党内に150人ともいわれるシンパを抱えているが、9月代表選は党のサポーターを含む正規の代表選になることが有力。
民主党関係者は「この春に議員1人につき1000人の新規サポーター獲得ノルマが掲げられたが、小沢系議員のほうが格段に集まりがいい」と、小沢氏の準備万端ぶりを指摘。さらに小沢氏は参院選で、菅首相が敗因としてあげた「消費税増税」に一貫して反対の姿勢を示しており、これが争点となる可能性もある。
小沢氏系候補者としては原口一博総務相(51)や海江田万里衆院財務金融委員長(61)の名前もささやかれている。
また、菅内閣“乗っ取り”に動くとの憶測もある。民主党中堅議員は「枝野幹事長を海江田氏や細野豪志幹事長代理(38)など小沢系にさしかえ、小沢系閣僚も入れることを引き換えに、菅首相が小沢氏に助力を請うこともありうる」と話す。
果たして、小沢氏は不死鳥のごとくよみがえるのか。
「国民が小沢一郎の再登場を願った」…開票結果をどう斜め読みしたら、こういう解釈になるのか日本人には理解に苦しむところだ。小沢的二人区戦略崩壊も、この小沢系議員には「なかったこと」なのだろうか。
だが忘れては居まい?…検察審査会を。一度「起訴相当」判断に対し地検は再び不起訴としたが、もう一度「起訴相当」判断が出れば否応なく小沢は起訴されることを。
9月代表戦が不死鳥の時となるか、それを待たず政治生命終焉か…答えは未来だけが知っている。
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