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2010年6月16日 (水)

【民主党】未だ小沢の影

民主内で小沢“反親”戦 参院選勝敗ラインで微妙な綱引き
(2010年6月16日(水)17時0分配信 夕刊フジ)

 民主党内で参院選勝敗ラインをめぐり親小沢派と反小沢派の間で綱引きが始まっている。政権維持を狙う菅直人首相(63)は極力低い数字に抑えたい考えだが、小沢一郎前幹事長(68)に近い議員からは民主党単独過半数となる『60議席』との発言が相次いでいるのだ。それだけに、反小沢派からは「菅降ろしをするため、意図的にハードルを上げている」との反発も出ている。

 参院(定数242)の民主党現有議席は非改選62、改選54の計116議席。参院選で60議席以上獲得すれば、単独過半数の122議席に達する。国民新党が非改選3、改選3の現有6議席を守るとすれば、54議席で与党過半数となる。

 勝敗ラインに関し、首相は8日の就任記者会見で「6年前、岡田克也代表の下で戦った参院選でいただいた議席(50)がベースになる」と表明した。

 しかし、輿石東参院議員会長(74)は「必ず単独過半数を目指す」と明言。高嶋良充参院幹事長(69)は「どんなことがあっても単独過半数、最低60議席だ」。平田健二参院国対委員長(66)も「50議席が目標だという方もいるが、それでは駄目だ」と首相を批判した。

 この『60』を主張する面々が、小沢氏側近の参院議員勢であることから、党内で疑心暗鬼を呼んでいるのだ。

 反小沢の民主党中堅議員は「小沢氏は9月の代表選を勝負とみている。首相を引きずりおろす大義名分として“参院選敗北”が必要なので、ハードルを上げているのでは」とみる。

 一方、民主党ベテラン秘書は「単独過半数じゃないと小沢氏が動くって? 生け贄をささげないと暴れ出すヤマタノオロチじゃあるまいし。いまの支持率なら与党過半数で、責任問題にはならない。9月の代表選は無投票になるのではないか」という。

 こうした中、首相は15日夕、「6年前の参院選で獲得した議席、あるいは現有議席と言ってもいいかもしれない。それをクリアできるかどうかが一つの大きな目標だ」と述べ、勝敗ラインを50議席から54議席に上方修正する考えを示した。世論調査などでの民主党支持率の回復を受け、強気に転じた形だが、今後も神経戦が続きそうだ。

小沢氏の地元紙が引退を促す
岩手日報、政界引退促す…小沢前幹事長の地元紙 (読売新聞) 6月16日(水)22時7分

 岩手県の地方紙「岩手日報」が16日朝刊で、地元選出の民主党・小沢一郎前幹事長の政界引退を促す「論説」を掲載した。 宮沢徳雄論説・制作担当の署名記事で、「世論は鳩山(前首相)、小沢両氏につきまとった『政治とカネ』に嫌悪感を抱いているのが明らか」と指摘。「この辺で鳩山前首相と共に政界から身をひくことを考えてみては」とした。

「バカは●ななきゃ治らない」とも言うそうだが…さて?

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