【民主党】小沢再々聴取
特捜部、小沢聴取へ ヤワラ出馬サプライズも台無し
(2010年5月12日(水)17時0分配信 夕刊フジ)
民主党の小沢一郎幹事長(67)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京第5検察審査会(検審)が「起訴相当」と議決した小沢氏について、東京地検特捜部が近く、任意で事情聴取する方針を固めたことが12日、分かった。女子柔道五輪金メダリスト、谷亮子氏(34)の参院選出馬で盛り上がる同党だが、特捜部に冷や水を浴びせられるのか。
検審は先月27日の議決で、「絶対権力者の小沢氏に無断で資金操作する必要も理由もない。(小沢氏の供述は)不合理、不自然で信用できない。共謀共同正犯が成立するとの認定が可能だ」と判断した。
これを受け、特捜部は再捜査に乗り出していたが、改めて小沢氏自身から事情を聴き、虚偽記入への積極的な関与の有無を再度確認する必要があると判断したもようだ。小沢氏が聴取に応じれば1月23日、31日に続き、3回目となる。
検審の議決が出た先月27日、小沢氏は緊急会見を開き、「意外な結果で驚いている。最終的には、検察当局の適正な判断がなされると信じている。何もやましいことはしていない」と語り、幹事長辞職を否定した。
しかし、各世論調査では、8割以上が「幹事長や国会議員を辞めるべき」と答えており、鳩山由紀夫首相(63)の迷走ぶりも合わせ、同党支持率を下落させる要因となっている。
司法関係者は「検察当局としては、わずか3カ月前に出した『嫌疑不十分で不起訴』という結論を簡単には覆せない。ただ、世論の高まりもあり、小沢氏の再々聴取だけは不可欠と考えたのではないか」と語る。
特捜部が小沢氏を再び不起訴としても、審査会が2度目の「起訴議決」をすれば、小沢氏は東京地裁指定の弁護士に強制起訴され、法廷というお白州に引きずり出されることになる。参院選を目前にして、民主党のダメージになることだけは確かだ。
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コメント
TBをいただいております。ありがとうございます。
昨夜の事情聴取では容疑を否定した模様ですが特捜も信じていないでしょうし、何より民意が認めません。
まずは特捜、必要なら検察審査会の(再)判断次第ですが、仮に法的責任を免れても政治家として道義的責任も免れるかは別の話。「自民党の古い政治」とやらを誰より色濃く引き継いだ小沢には、落選という名の政治的死刑こそ相応しい!
投稿: 中谷 裕 | 2010年5月16日 (日) 08時42分