【民主党】ポスト鳩山
真意は兎も角…
政権崩壊まっしぐら?「次は菅総理」黄門様の発言が波紋
(2010年4月8日(木)17時0分配信 夕刊フジ)
次は菅総理-。民主党の「黄門様」こと渡部恒三元衆院副議長の発言が波紋を広げている。米軍普天間飛行場の移設問題で、鳩山由紀夫首相が行き詰まれば内閣総辞職となり、後任首相は菅直人副総理兼財務相となるという見立てだ。米政府が、鳩山首相とオバマ大統領との首脳会談を拒否するなど、内閣の足元はグラついているが、その狙いは…。
「渡部恒三流の激励だ。5月末までに必ずしっかりとした結論を出せよ、鳩山頑張れ、という意思表示だと受け止めた」
渡部氏が「鳩山退陣」に触れたことを受け、首相は7日夕、記者団にこう語った。余裕を感じさせる表情だったが、内情は「政権崩壊」へのがけっぷちと言っていい。
普天間問題解決への突破口として、鳩山内閣は12、13日にワシントンで開催される核安全保障サミットでの日米首脳会談実現を模索していたが、米政府はこれを拒否。民主党の小沢一郎幹事長が検討していたGW中の訪米も見送られる方向となった。
このままでは、首相が期限とした5月末にも、内閣総辞職が現実味を帯びてくる。
「ポスト鳩山」としては、閣内ナンバー2である菅氏が有力候補者なのは間違いない。現に、「総理ポストを意識してか、最近、記者会見などでの発言が極めて慎重。『イラ菅』と呼ばれるほど、周囲に当たり散らすこともなくなった」(党関係者)という。
党内最大の小沢グループをはじめ、鳩山グループ、菅グループ、旧社民党系などの支持を集められれば、菅氏の公邸入りも夢ではない。
政治評論家の小林吉弥氏も「党内の大勢は『次は菅』だろう。菅後継なら小沢氏も納得できるし、非小沢グループも『党内ナンバー2だから』と妥協できるはずだ」という。
ただ、「次は菅総理」と語ったのが「反小沢・民主党七奉行」の後見人である渡部氏というのがクセモノ。別の関係者はこう話す。
「菅氏ももう63歳。かつての若く清新なイメージは薄くなった。さらに、菅氏が『ポスト鳩山』の場合、トロイカ体制を組む小沢氏を幹事長など要職に付ける可能性がある。そうなると、参院選前に内閣支持率や政党支持率は大して上がらない。渡部氏としては『菅後継』を早めに打ち出して、党内外の反発を呼び起こし、七奉行である岡田克也外相(56)や前原誠司国交相(47)への道筋をつける気ではないか」
とはいえ、「政治とカネ」の問題で、一切責任を取ろうとしない鳩山-小沢のツートップだけに、ポストにしがみつく可能性も捨てきれない。
未だにネットで暴れているミンス真理教信者よりは、渡部氏のほうが判断力は上かも。(冷笑)
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