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2010年4月25日 (日)

【支那】万博警備にミサイル

今の日本なら「仕分け」対象になりかねませんが…。(冷笑)

警備艇65隻、ミサイルも…万博前の上海厳戒
(2010年4月24日(土)22時36分配信 読売新聞)

 【上海=加藤隆則、北京=佐伯聡士】上海万博の開幕が5月1日に迫り、地元・上海は、テロ対策の厳しい警備下に置かれている。

 中国にとって、万博は北京五輪に次ぐ国家的大イベント。共産党政権は、五輪の際、チベット、新疆ウイグル両自治区で続いた反政府暴動やテロは断じて許さない構えだ。政権はまた、万博を「愛国イベント」として徹底利用しようとしている。

◆大警備網

 万博会場は、長江に合流する幅約500メートルの黄浦江両岸に位置する。この水上警備に投入された大小の巡視船はなんと65隻に上る。市政府関係者は「2008年にインド・ムンバイで起きた同時テロでは、テロリストが海上から侵入したとみられており、川の守りは重要だ」と話す。

 同関係者によると、イスラエルから対テロ先進兵器を大量購入、使用法についての訓練も受けたという。全国一のコンテナ取扱量を抱える下流の外高橋港は、貨物船内の不審人物を探知するため、人間の心音だけを探知する精密機器による検査も行われている。3月末、モスクワの地下鉄で起きた連続自爆テロの教訓から、地下鉄駅にも武装警察が大量投入されている。

 民間軍事研究所「漢和情報センター」(本部・カナダ)発行の月刊誌「漢和防務評論」によると、上海市南部には、射程200キロのロシア製対空ミサイルが配備され、長江デルタ全体を上空からの攻撃から守る態勢を整えたという。

 大警備網は、市民の生活にも及ぶ。包丁の購入には身分証の提示が求められ、時に殺人事件などで使われるネズミ駆除薬を買うにも、実名の登録が必要。市中心部では、結婚式で行われる伝統的な爆竹や花火のお祝いも禁止された。

 インターネットでは「やり過ぎだ」の批判が高まり、コックの劉建さん(32)は「我々を取り締まる暇があったら、ほかにやることがあるはずだ」と話す。

 道路工事などによる交通渋滞や厳重警備への庶民の不満に配慮し、市当局は3月末、「各世帯に参観券1枚と200元(約2600円)分の交通パスをプレゼントする」と公表した。これを受けて、居住登録をせず、1000元足らずの月給で働く出稼ぎ労働者らがあわてて申請に駆けつける例も増えており、「登録を促す治安対策なのでは」との見方まで出ている。

◆愛国行事の頂点

 胡錦濤政権は、五輪で空前のレベルに達したナショナリズムを、昨年10月の建国60周年をはさみ、切れ目ない「愛国・愛党」キャンペーンで維持してきた。今年初め、万博会場を視察した胡国家主席は「万博の成功は、中華民族5000年の文明と建国60年の輝かしい成果を示す上で重要な意義がある」と語り、「愛国・愛党イベント」の新たな頂点とする姿勢を鮮明にした。

 温家宝首相も2月、インターネット利用者との対話で「中国人が万博開催を熱望してから、すでに100年以上の時間がたった」と述べ、北京五輪同様、万博が「中華民族100年の夢」である点を強調した。

 万博開催は、経済発展に伴って増大する国民の「富強大国」へのあこがれを満足させる場となる。貧富の差など社会の不安定要因が膨らむ中、政権にとっては、「求心力を強める絶好の機会」(中国筋)となる。

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