【支那】大国際ハッキング
中国から大規模ハッキング ダライ・ラマ、ISAF情報も
(2010年4月8日(木)8時0分配信 産経新聞)
【ニューヨーク=松尾理也】インド政府機関や国連、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の事務所のコンピューターなどに侵入し、機密情報の不正な閲覧・入手を続けていた中国のハッカー組織の存在が6日、カナダ・トロント大の研究者らの報告書で明らかになった。中国政府との関係は確認されていないものの、米検索大手グーグルの撤退問題などで中国のインターネットの現状に批判が高まっているさなか、報告書は大きな波紋を呼びそうだ。
ハッカー組織は中国四川省成都に拠点をおいているとみられ、研究者グループが過去8カ月にわたりハッキングの状況を監視したところ、インド国防省や治安機関のほか、在米パキスタン大使館などにも侵入していたことが確認された。
不正にアクセスされた資料の中には、ミサイルシステムや中印関係に関するインド政府の情報など、外交・安全保障に直結する機密情報も含まれる。アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)の移動に関する文書も盗まれていた。
また、ダライ・ラマ14世が発信したメール約1500通にも不正なアクセスがあった。
調査チームは「中国政府とハッカー組織を結びつける確たる証拠はない」としつつ、「盗み出された情報の一部が最終的に中国政府によって利用された可能性は大いにある」としている。
こうした指摘に対し、グーグルによってサイバー攻撃の事実が明らかになるなど、国際的な批判にさらされている中国政府は、「根拠のない話だ」と直ちに反論した。一方、インド政府報道官は「重大な話であり、今後独自に調査を進める」と不快感をにじませている。
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