【民主党】「ウソ」「ウソ」「ウソ」
身内もあきれる、民主党の「ウソ」「ウソ」「ウソ」
(2010年4月23日(金)17時0分配信 夕刊フジ)
「約束と実行状況に対する乖離、これに対する国民の不満、不信感が増幅している」。これは前原誠司国交相(47)が内閣支持率低下について論評したものだが、要するに「国民は民主党政権をウソつきだと思い始めている」ということか。22日にも民主党政権の“ウソ3連発”が、明るみに出た。
■公共事業倍増議連発足
民主党の国会議員有志が「地方単独公共事業倍増計画推進議員連盟」を近く発足することが明らかになった。川内博史衆院国交委員長(48)、前田武志参院議員(72)らが発起人で、27日に設立総会を開く。
しかし、民主党はマニフェストで、「コンクリートから人へ」を掲げ、公共事業を1・3兆円節約することも明記している。議連名はこれとは180度違う内容だ。
議連の設立趣意書では「コンクリートのための公共事業から人のための公共事業だ」と釈明しているが、「どんな公共事業も、働いている人やその恩恵にあずかる人のためになっている。色分けなんてできない」(自民党関係者)との批判は強い。
川内氏は鳩山由紀夫首相のグループに所属している一方、小沢氏にも急接近している。前原氏と小沢一郎幹事長(67)のバトルに発展した高速道路の実質値上げについて「高速道路無料化の総選挙マニフェストに反する」との声を真っ先に上げた。
それだけに民主党中堅議員は「参院選勝利のために、地方へのバラマキを計画する議連なのでは」と話している。
■小沢「政府に干渉せず」
小沢氏は22日、鹿児島市で連合鹿児島の幹部と会談。この中で、米軍普天間飛行場の機能の一部を鹿児島県の徳之島に移設する案が話題に上り、「政府が行っていることに干渉するつもりはない。政府から説明や相談はないから、答える立場にない」と述べたという。
一方、同日に鹿児島市内で行われた県連パーティーでは、高速料金について「無料どころか値上げになっている。ウソをついたことになっちゃう」と断言。さらに「役所の抵抗であり、役所を説得できずにこうなった」と前原氏を非難した。
昨年末、2010年度予算案を編成する際、側近を引き連れて官邸に乗り込み、党の要望を反映させたのは記憶に新しい。
自民党の小池百合子元防衛相はツイッターで、「アレッ!高速道路料金は『干渉』したのでは?」と皮肉ったが、防衛省関係者は「小沢氏は道路はどうにでもなるが、普天間の5月末決着は難しいと判断しているはず。だから、自らの関与を否定して逃げ道を作ったのだろう」と語った。
■常習犯・平野発言の“信憑性”
国民新党の下地幹郎国対委員長はブログで、平野博文官房長官(61)と22日、普天間問題に関し首相官邸で会談した事を明らかにした。会談で平野氏は「(移設先を決める)関係閣僚会議を25日までに開く考えがある」と述べたという。
しかし平野氏はこの説明について、「そんなことは申し上げていない。何かの勘違いじゃないでしょうか」と認めようとしなかった。
平野氏は昨年9月の就任直後、官房機密費について「そんなのあるんですか」ととぼけたが、その後、自民党の河村建夫前官房長官(67)から引き継ぎを受けていたことが発覚。22日夜には新党大地の鈴木宗男衆院議員(62)のパーティーで、「このパーティーには官房機密費ではなく、私のマネーで参加させていただいた。あの質問主意書がなければ、ひょっとしたらそこから出しているかもしれない」と脱線気味に語った。
官邸担当記者の間では「平野氏の話だけで、原稿は書けない」というのは、もはや常識となっているという。
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