【民主党】暴走開始?
弱い犬ほどよく吠える、という諺もあるそうだが…
小沢“検察潰し”言動連発、支持率急落どこ吹く風
(2010年4月30日(金)17時0分配信 夕刊フジ)
「民主党離れ」に歯止めがかからない。鳩山由紀夫内閣の支持率が10%台寸前まで下落すれば、検察審査会(検審)から「起訴相当」議決を受けた小沢一郎幹事長(67)の辞任を求める声も80%を突破したのだ。首相自身の無責任な言動や、検審議決を無視する小沢氏の姿勢に、国民の不信感は頂点に達しつつある。それでも、小沢氏周辺は「検審つぶし」とも受け取れる言動を連発している。「小鳩政権」は参院選を前に、国民を敵に回す気なのか。
20・7%。共同通信による緊急世論調査(28、29両日実施)で判明した鳩山内閣の支持率だ。4月の前回調査から12・3ポイントも下落した。逆に不支持率は11・1ポイント増えて64・4%で、首相の「指導力不足」が最大の理由にあがった。米軍普天間飛行場移設問題が5月末に決着できなかった場合には「首相を辞めるべき」も54%と、初めて過半数に達した。
さらに深刻なのは小沢氏への辞任要求だ。「幹事長を辞めるべき」は前回より2・4ポイント増えて83・8%に。頼みの民主党支持層でも63・9%がケジメの辞任を求めている。昨年春、西松建設事件で小沢代表(当時)の責任論が噴出した際、辞任論は6割台にとどまっていたが、今回は、それ以上に厳しい結果といえる。
民主党内でも「このままだと10%台にすぐなってしまう。首相が辞めないと支持率回復は望めない」(党幹部)、「国民の8割以上が『辞めるべき』と言っている幹事長で選挙はできない」(生方幸夫副幹事長)といった声が漏れる。しかし、小沢氏周辺は世論と完全に逆行した、信じがたい行動を始めているのだ。
検審が「起訴相当」の議決を公表した翌28日。民主党の「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」の設立会合が開かれ、石井一選対委員長(75)や松木謙公衆院議員(51)ら小沢氏側近議員がズラリと顔を並べた。
ここで、議連事務局長の辻恵衆院議員(61)は「検審で強制起訴の例が次々と出ている。簡単に国民の感情で被告席に着けてしまっていいのか」と発言。民主党の友党である新党大地の鈴木宗男代表(62)も「検察は間違った正義感で暴走している。善良な市民の集まりが検審ですから、(検察の)誘導で間違った判断をされる。検審も可視化しなければ」とブチ上げたのだ。
つまり、小沢氏に対する起訴相当議決は、「検察の誘導で結論に達した」というわけで、まさに検察や検審に「圧力」をかけるような動きといえる。
可視化といえば、東京地検特捜部が今年初め、小沢氏周辺の事件捜査をしていた際にも、民主党内から、犯罪取り調べの全過程を録画・録音する刑事訴訟法改正案(可視化法案)を今国会に提出する動きが浮上した。
小沢氏が2月4日に不起訴処分になった時点で下火となり、その後、今国会提出は見送られた。だが、今回の議決を受け、再び可視化法案の今国会提出の動きが表面化し始めた。
民主党の可視化議連は28日の会合で、5月20日までに党内の賛同者を集めて、首相あてに早期の法案成立を要請する段取りを確認。川内博史会長(48)はあいさつで、「マニフェストで約束した全面可視化は執念をもって成立に向けて行動をしていきたい」と宣言した。
小沢氏に近い議員も後援者らを含めた会合で、「検審はケシカラン。検審を見直す法案を国会提出する」と息巻いていたという。民主党は、国民の批判や検察の捜査を封じるため、国民から与えられた衆参多数を背景に、法案審議を左右するつもりなのか。
剛腕幹事長への批判勢力に圧力を加え、排除しようとする言動について、戦前の「ナチス」と似ているとの見方がある。
政治評論家の森田実氏は「衆院で圧倒的多数をとった小沢氏は『オレは最高権力者、文句あるか』という姿勢で、国会や世論を無視している」と“小沢独裁”を指摘し、こう続ける。
「小沢氏周辺も『小沢氏の、小沢氏による、小沢氏のため』を政治だと思い込んでいる。まさに小沢氏は歴史上、悪名高いヒトラーやスターリンにそっくりだ」
民主党は昨年の総選挙で「国民目線の政治」を強く訴えたが、権力を握った途端、それを忘れてしまったのか。
吠えるだけならまだいい、人間(国民)に噛みつく犬は最悪保健所送りとか?
…あ、綱吉公ゴメンナサイ。(^^;
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