【民主党】内ゲバ再燃?
少し前の記事だが…
民主党内バトル勃発!辞任論噴出に小沢陣営は怒り心頭
(2010年2月2日(火)17時0分配信 夕刊フジ)
民主党が、小沢一郎幹事長をめぐる事件を受けて大混乱の兆しを見せている。「反小沢」陣営から小沢氏の辞任論が噴出するなど路線対立が再燃する一方、今夏の参院選に向けた公認候補の擁立が遅れ、戦略が狂い始めているのだ。
小沢氏は1日、自らの進退問題のラインを「刑事責任を問われれば」としたものの、1度吹き出した辞任論は消えない。
ある中堅議員は同日、「辞任論がしぼむようなことはない。元秘書が(4日に)起訴されたら噴き出す」と指摘。渡部恒三元衆院副議長は「参院選前には、きちっとけじめを付けるのは当然のことだ」と記者団に語った。
先鞭をつけたのは、渡部氏が命名した小沢氏と距離を置く「民主党七奉行」の面々だ。
野田佳彦財務副大臣が先月29日、「参院選で安定政権になることが一番の大命題(最重要課題)」と、夏の参院選を最優先に小沢氏は進退を判断すべきだと主張。31日には枝野幸男元政調会長と前原誠司国土交通相が、小沢氏の「けじめ」や党の「自浄能力発揮」の必要性を強調した。
対する小沢陣営は怒り心頭。小沢氏は会見で、「直接聞いているわけではない」とコメントせず、不快感をにじませた。周辺も「これから2010年度予算案を審議する大切な時期なのに、党が混乱している印象を与えるのはよくない」と反発する。
ただ、夏の参院選戦略に狂いが出ているだけに、小沢氏に対する党内の見方は日増しに厳しくなりつつある。
実際、民主党は昨年末までに1次公認発表を目指したが各地で調整が難航、2月中旬以降にずれ込みそうな気配となっている。
特に、改選数2の選挙区で、2人の擁立を目指す“小沢戦略”をめぐり調整が難航。都道府県連内には事件の“逆風”を受け、「下手に2人も立てたら共倒れで自民党を利するだけ」「小沢幹事長が辞任でもしたら戦略自体がゼロベースで見直されるんじゃないか」といった懸念が渦巻いているのだ。
自民党から民主党支持への転向を図る組織、団体の間でも小沢氏をめぐる事件に不安を募らせている。例えば、政権交代後の昨年9月、参院選での自民党からの候補擁立方針を撤回した日本歯科医師連盟(日歯連)。今年1月の理事会で、執行部は「民主支持」への転換問題を取り上げた。しかし、地方の理事から「地方政界は自民党が与党だ」「鳩山政権下で政局は混迷している」との意見が続出。結論は先送りとなった。
1次公認発表を遅らせているのは事件の行方をにらんだ「小沢氏側の戦略」(ベテラン)との見方もある。今回の改選議員の中には「反小沢」のうるさ型もおり、公認を遅らせるほど「小沢批判」を封じられるというわけだ。
ただ、改選組からは「スタートが遅れるだけ票は逃げる。悠長に構えていいはずはない」(中堅)という声や、「先の総選挙、今夏の参院選、来年の統一地方選で自民党を壊滅させる3段ロケット作戦も、小沢氏事件で狂い始めている」(ベテラン)という不満が出ている。
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