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2010年1月 3日 (日)

【支那】超特急狂騒曲

<レコチャ広場>貧乏人を苦しめる高速鉄道=安い在来線減少で切符も買えない―中国
(2009年12月27日(日)17時0分配信 Record China)

2009年12月26日、湖北省武漢市と広東省広州市を結ぶ高速鉄道が開業した。従来10時間半かかった旅程がわずか3時間に短縮されるとあって期待も高まっているが、一方で料金は従来の2.5倍以上に跳ね上がるなど庶民の手には届かないとの批判も強い。鳳凰ブログのあるエントリーは「世界最速の列車は出稼ぎ農民とはあまりにも遠い存在だ」と批判している。以下はその抄訳。

高速鉄道の開通に私は諸手を挙げての大賛成で、旧正月の里帰りに早速利用しようと決めていたほどだ。ところが高速列車開通後には在来線の本数が大きく減らされることを知った。在来線の料金は200元(約2680円)、一方、高速鉄道の料金は2等車でも490元(約6560円)、1等車なら780元(約1万400円)と大きな開きがある。

ネットを見ると、高速列車の開通は中国が強大になったことの証であると喜ぶ声が多い。また料金が高くなったとしても年に一度の里帰りなのだから気にすることはないとの意見が多いようだ。たしかに中国人は裕福になりつつあり、都市のホワイトカラーや個人事業主、公務員にとって、大きな負担ではないのかもしれない。しかしこれまで在来線に乗ってきた底辺で働く出稼ぎ農民にとってはどうだろうか?

確かに中国は裕福になった。今や世界の強国だという。中国の発展はお金がある人にとっては本当に便利なものとなった。しかし考えて見れば、中国の1人当たりGDPは世界100位前後。すなわち大多数の若い出稼ぎ農民は第三世界の中でも貧しい国の水準での生活を強いられている。ところがそうした彼らが大都会・上海や世界最速の高速鉄道の側に住んでいるのだ。これで問題が起こらないはずがない。

特権と不公正な制度によって裕福になり、そして貧困に苦しむ人々について考えもしない人たちに伝えたいのが二つの物語だ。一つは「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」といったマリー・アントワネット。もう一つは中国のある皇帝。いずれも民の苦しみを理解せず、悲惨な末路をたどった。

私たちは高速鉄道に恨みを抱いている出稼ぎ農民たちのためになにか対策を採るべきだ。「従来線の切符はないなら、最も豪華で世界最速の列車に乗ればいいじゃない」などとは決して言うべきではない。(翻訳・編集/KT)

「タバコやめますか…」トラブル続き世界最速超特急に「システムが先進的すぎ」の愚痴も―中国
(2010年1月2日(土)17時24分配信 Record China)

2009年12月、開通したばかりの世界最速の高速鉄道・武広線だが、早くもトラブル続きに見舞われている。31日、長江商報が伝えた。

武広線は26日に開通したばかり。わずか3日後の29日には乗客の喫煙が原因で発車できない事態に陥った。武漢市・広州市間をわずか3時間で結ぶ夢の超特急がタバコ1本で2時間半も足止めされる事態となった。

翌30日には再び問題が起きた。武漢市郊外の農民が同線の高架橋下に危険な化学物質が積まれているのを発見。ただちに警察に通報した。化学物質はアルコールとメチルアルコール計80キロ。未開封ながら「廃」のマークがつけられていた。警察の危険物処理班が出動し押収している。

また南方都市報によると、同日のG6009便が故障のため1時間遅れたという。詳しい原因は明らかになっていないが、乗り合わせた乗客は列車長が「システムが先進的過ぎて技術者がまだ慣れていない」とこぼしているのを聞いたという。(翻訳・編集/KT)

百年…否、一万年早かったのでは?(冷笑)

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