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2010年1月29日 (金)

【民主党】マルサも注目

相続税逃れ? 小沢氏の土地購入「税務上の問題」も浮上
(2010年1月27日(水)17時0分配信 夕刊フジ)

 民主党の小沢一郎幹事長をめぐり、国会などで「税務上の問題」が指摘され始めた。小沢氏の資金管理団体「陸山会」が10億円もの不動産を購入・所有した背景や、土地購入費が引き出された家族名義口座の存在。水面下では、国税当局の動向もささやかれている。

 「小沢氏個人で土地を持っているのと、陸山会が所有しているのとでは課税上の相違がある。相続税逃れのためにしたんじゃないのか!」

 26日の参院予算委員会。自民党の西田昌司氏は土地購入の経緯を厳しくただした。

 国税庁次長の答弁では、資金管理団体が所有する不動産であれば、代表者が交代しても相続税や贈与税はかからない。小沢氏が将来、親族らに代表を譲った場合を想定しての「納税逃れ」ではないかとの指摘だ。

 原口一博総務相らは「(2007年7月の政治資金規正法改正以降は)不動産の保有はしてはならない」とかわしたが、西田氏は「法律上の問題ではなく、モラルの問題だ」と批判した。

 「固定資産税」をめぐる問題も浮上する。

 陸山会が1994年から14年間に購入した不動産は18件で計10億円。どの物件も登記上の名義は小沢氏個人で、陸山会の収支報告書には毎年、固定資産税の支払いが記されている。

 小沢氏は、陸山会による不動産購入問題が取りざたされた07年の会見で「陸山会代表としての小沢氏」と「小澤一郎氏個人」で交わした「05年1月7日」付の確認書を公開。陸山会の所有物件と主張しているため、固定資産税も団体負担とみられる。

 ちなみに08年分の政治資金収支報告書では、不動産を保有している政治団体(総務相届け)は陸山会だけという。

 「相続」に関する疑念も持ち上がった。

 小沢氏は、東京地検特捜部の事情聴取後の会見(23日)で、土地購入の原資を「97年12月に家族名義の口座から引き出した3億円」「02年4月に家族名義の口座から引き出した6000万円」などと説明。25日の会見では「91年に心臓病で入院した。万が一という意識があって家族名義にした」などとした。

 これに対し、西田氏は「万が一」に備え、自らの資金を家族名義に移したのであれば、「生前贈与にあたる可能性が出てくる」と指摘する。

 税務上の相次ぐ疑念。

 検察関係者は「今回、国税当局は表立った動きはしていない。ただ、事件の動向に注目していることだけは間違いない」と語っている。

 【小沢氏をめぐる税務上の問題】

(1)資金管理団体所有の不動産は、代表者が代わっても相続税や贈与税がかからない。

(2)固定資産税を資金管理団体が支払う!?

(3)土地購入の原資となった家族名義の預金。生前贈与に当たらないのか?

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