【支那】気違いに刃物
以前からあった情報だが、どうやらいよいよ…
もはや絵空事ではない!
毛沢東の悲願だった「赤い空母」がミサイル部隊とともに西太平洋を支配する
(SAPIO 2010年1月4日号掲載) 2010年1月11日(月)配信
清谷信一(軍事ジャーナリスト)
長い間「噂」の域を出なかった中国の国産空母建造が09年から本格化した。「国威発揚のためのカラ宣言」と楽観視する見方もあるが、軍事ジャーナリストの清谷信一氏は「運用面に疑念はあるが10年以内に完成する」と予想する。
中国はロシアからスクラップとして購入したワリヤーグ(5万8500t)を徹底的に調査し、これを練習用空母として使用して、空母2隻を建造する予定だという。情報は少なくここから予想するしかないが、初の中国産空母がワリヤーグと同じく6万t級になるのは確かだろう。中国はいま、英国海軍で建造中の西側最新鋭空母クイーン・エリザベスの情報収集を熱心に行なっているが、これも6万5000t級だ。
もちろん中国の空母建造に難関は多い。最大の課題が戦闘機を射出するカタパルトや着艦するときの拘束装置などの技術や運用だ。ロシアは中国が競合相手となることを警戒し、技術移転を渋っているという。中国はこれまでもSu︲27戦闘機など多くのロシア製兵器をコピーし、第三国に輸出している。このためロシアは技術の盗用に対して神経質になっているのだ。インドからの圧力もあるだろう。
とはいえ、毛沢東時代から空母建造を目指してきた中国だ。ロシア、ウクライナなどからも技術導入し、自前の技術も磨いてきた。
だが、中国が空母2隻を保有しても直ちに米国に対抗はできない。2隻の搭載機を合計しても米空母の1隻分程度。「師匠筋」であるロシアですら未だ夜間の離発着には充分な能力を獲得できないのが現状だ。中国の運用能力が米国並みになることは不可能で、その戦力はせいぜい米空母0・3隻分ぐらいだろう。
空母そのものより怖い「ミサイル」との組み合わせ
ただし、中国は弾道ミサイル、巡航ミサイル、地対艦ミサイル、それと潜水艦の増強に力を入れており、これらと空母を組み合わせれば中国沿岸あるいは西太平洋の一定の海域なら、ある程度勝算ありと考えているのではないか。特に剣呑なのが射程1800㎞程と見られている中距離弾道ミサイル(東風)DF︲21Cやその対艦用改良型で、日本やグアムの米軍基地はもちろん、広く西太平洋、インド洋を射程に収めている。米国に対する牽制、特に台湾問題に対する威圧としては充分に機能するだろう。
インドにとっても脅威だ。インドは戦後長年、英国製空母を運用してきた実績があり、初の国産空母ヴィクラント(約4万t級)を建造中だ。現在、中国はミャンマー政府に働きかけてベンガル湾周辺の港湾設備の利用権を獲得し、パキスタンと連携してアフリカからの資源を運ぶシーレーンの確保を狙っている。今後インドと中国(とパキスタン)の間で軍艦の建造レースが生じる可能性がある。
立ち遅れているのは日本だ。防衛省は22年度概算要求で22DDH(ヘリコプター搭載護衛艦)を要求している。22DDHは護衛艦=駆逐艦ではなく、近年各国で導入が進む多目的空母の類である。ならば「護衛艦」などと偽らず、はっきり多目的空母とした上で、自衛艦隊全体の編成を考慮して建造すべきだ。固定翼機を運用可能な22DDHを2~3隻導入してF︲35を搭載すれば、中国の空母1隻に匹敵するだけの戦力を備えることができるはずだ。早急に対抗策を練る必要がある。
で、これを意識してかどうかはわからないが、と言うよりやっとと言うべきか…
「武器輸出三原則見直しも」
(2010年1月12日(火)13時39分配信 共同通信)
北沢俊美防衛相は12日午後、日本防衛装備工業会賀詞交換会であいさつし、武器輸出三原則について「そろそろ基本的な考え方を見直すこともあってしかるべきだ。しっかり鳩山内閣の中で議論しながら考えていきたい」と述べた。三原則の緩和は、民主党内の旧社会党系や連立を組む社民党からの反発が予想される。麻生前内閣では、有識者懇談会が昨年8月、武器輸出三原則の見直しなどを求める報告書を提出している。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント