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2010年1月17日 (日)

【民主党】特攻隊?

何やら、戦中日本の特攻隊を思い出したのは私だけでしょうか?

数は力なり
小沢流「特捜封じ」の薄氷
(AERA 2010年1月18日号掲載) 2010年1月15日(金)配信

この人はどこまでも「田中角栄」なのだ。数で権勢を誇示し、
政敵を圧倒する。あわよくば検察をも──の深謀遠慮は奏功するか。

 4億円の土地取引問題をめぐり、自身の事情聴取の可能性が報じられた6日午前。連合東京の新年会に、小沢一郎民主党幹事長はマスク姿で現れた。

 やはり隠れたい気分なのか。と思えば、会場に入ってきた小沢氏はマスクを外していた。あいさつに立った小沢氏は、

「ほんとに世の中、人のあら探しばっかりして、ケチをつけるヤツばっかりですが──」

 検察への皮肉にも聞こえる前置きを挟み、選挙の話へ。大票田の労組幹部らに向かって、

「過半数を取れなければ、本当の政権与党ではありません」

 と言い、場内を沸かせた。

 これ見よがし、とはこのことだろう。立ち込める黒い霧を、剛腕で吹き飛ばす。交互に黒と白の碁石を打つように、小沢氏と検察との「対局」は元日にも繰り広げられた。

「深沢詣で」のご利益

 新聞各紙がこぞって小沢事務所の疑惑を報じたその昼、「深沢」の私邸前は黒塗りの車であふれかえった。40畳ほどの大広間に集まった民主党議員は5閣僚を含め166人、党の4割にあたる。例年は小沢グループが中心だが、今年は菅直人副総理や首相側近の平野博文官房長官、旧民社グループの川端達夫文部科学相らも参加した。

 小沢詣での「ご利益」があったのか、財務相の後任人事は一夜で菅氏に落ち着いた。次は自らもあやかりたいと、増員が見込まれる副大臣・政務官を狙って小沢詣でに拍車がかかりそうだ。中堅議員の一人は、

「新年会も小沢氏に近い人間が何人連れてこられるか競い合っている。有名議員を連れてきてと頼まれたりもするらしい」

 と天を仰ぐのだが、当の小沢氏側近はこう弁解する。

「権威を見せつけるためとか言われると心外。自分から来た大臣もいたんだから。若手から『行かなきゃまずい?』と聞かれたら、『そんなことないよ』って答えているよ」

 そうは言っても、欠席した新人議員の政策秘書は「数」を聞いて無理にでも出席させるべきだったと1週間たっても後悔している。「呼ばれる会合が多すぎてどれが大事か迷うんです」

 実は、昨年末の小沢訪中団もその秘書を迷わせた。胡錦濤国家主席に行列をなして握手攻めした、あのときだ。

 国会議員142人と支援者ら計600人に、党内きっての政策通・海江田万里氏も参加した。自著に『僕が小沢政治を嫌いなほんとの理由』があり、「反小沢」の印象が強い同氏だが、人民大会堂で撮った小沢氏とのツーショットを見せながらこう話す。

「今は変わろうとしている小沢さんを支えたいと思っています」

「対検察」精鋭部隊作り

 海江田氏は小沢氏に参院選に向けた「次のチルドレン」の発掘を任されている。海江田氏に限らず、細野豪志氏や松本剛明氏など、かつては距離があった有望株を一本釣りで重用するのが小沢流の人心掌握術でもある。

「数は力なり」

 その言葉を政治哲学とした小沢氏の師匠、田中角栄元首相。ロッキード裁判の最中の1985年元日、約650人が「目白」に詣でた。「他派閥の重鎮も新年会に来てました」と政治評論家の小林吉弥氏は振り返る。

 最近の小沢氏の言動も「数の力」で検察に向かって自らの権勢を誇示しているかのようだ。ただ、作家の佐藤優氏の見立てはちょっと違うらしい。

「実力から見て新年会の人数は少ないぐらい。『数の力』より人数を絞るほうに注力しているのでは。参院選で過半数を確保した後の検察との綱引きに勝てる精鋭部隊を作ろうとしている」

編集部 常井健一、福井洋平

もし小沢逮捕、民主政権崩壊となればこれらチルドレンの政治生命にも影響は免れない。彼らを送り出した各選挙区の浮沈にもそれは言えるだろう。生半可な覚悟で出馬し、送り出したのでなければ、面識さえない私が今更何も言うことはないが。
ともあれ答えは歴史だけが知っている。もしかしたかここ数日、の。

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