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2009年10月 3日 (土)

【民主党】故人献金にメス

そもそも政治への影響を考慮していなければ「政権交代」もなかった可能性が。こういうのも結果的に国策捜査とは言わないのだろうか?

鳩山献金で捜査着手…「寄付者」から聴取開始
(2009年10月3日(土)3時5分配信 読売新聞)

 鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」を巡る偽装献金問題で、東京地検特捜部が、同団体の政治資金収支報告書に記載されていた「寄付者」から参考人として事情聴取を始めたことが2日、関係者の話でわかった。

 鳩山首相側の調査では、収支報告書の寄付者欄には、すでに亡くなっていた人や、実際には献金をしていない人も記載されており、特捜部は、寄付者欄の名義人に直接、事実確認をする必要があると判断した。

 同団体の会計担当者だった元公設第1秘書(解任)らが政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記入)容疑で刑事告発されており、特捜部は今後、「寄付者」として名前が記載された人らから順次事情を聞くなど捜査を進める。

 鳩山首相は6月に記者会見を開き、この問題の内部調査結果を公表。同団体が死亡した人や、実際に寄付をしていない人を「寄付者」と偽って記入したケースは2005年から08年までの4年間に計193件、総額約2177万円に上るとしている。

 元公設第1秘書が、鳩山首相から政治活動用に預かった首相個人の資金を架空の献金として記入していたといい、鳩山首相側はすでに、寄付者名を削除し、同団体への貸付金として収支報告書を訂正した。鳩山首相側は「元公設第1秘書の独断だった」と説明している。

 この問題では、「鳩山由紀夫を告発する会」と名乗る団体が7月、鳩山首相と会計責任者の政策秘書、会計担当の元公設第1秘書の3人を同法違反容疑で東京地検に告発。特捜部は政治的影響に配慮し、衆院選の終了と新政権への移行を待ち、捜査に着手した。

ともあれ、司法の独立があらためて問われよう。特捜部がきちっと任務を全うできるか、注目したい。

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