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2009年10月26日 (月)

【民主党】ドタバタ予算

民主ドタバタ「弱点」浮き彫り 概算要求90兆円突破
(2009年10月16日(金)17時0分配信 夕刊フジ)

 鳩山新政権誕生で仕切り直しとなった2010年度予算編成の概算要求がほぼ出そろったが、総額92兆円規模と過去最大に膨らんだ。マニフェスト(政権公約)に掲げた子ども手当などの政策実現を優先したためだ。だが、肝心の財源確保の見通しは不透明なまま。鳩山首相は就任前、無駄排除で財源を確保すると宣言していたが、ここにきて「弱点」が浮き彫りになった。

 鳩山政権は政権公約の新規政策を盛り込みつつ、政治主導による「無駄排除」で、概算要求額を09年度当初予算の88兆円以下に抑えるよう指示していた。ところが、各省からでてきた概算要求総額はこれを大幅に上回る結果に。

 子ども手当や年金記録問題などを抱える厚生労働省は14.8%増の28兆8894億円、高校無償化費用を計上した文部科学省は9%増の5兆7562億円、農林水産省も農家への戸別補償制度の前倒し実施などで7.4%増の2兆7518億円…などと「増額要求」がズラリ。

 こうした中、再びクローズアップされているのが、かねてから指摘されていた財源確保の問題だ。

 「マニフェスト実現より、国債をこれ以上発行してはいけないと国民の意思が伝えられたら、そういう方向もある」

 鳩山首相は15日、こう述べ、国債増発反対の大合唱になれば、一部の新規政策実施を断念する考えを示した。

 概算要求総額が92兆円規模と過去最大に膨張する一方、09年度の税収見通しは企業の業績悪化などで40兆円を割り込むことも予想される。首相は14日、財源を補うための国債増発もあり得るとの発言をしていたが、厳しい経済状況を踏まえ、新規政策の取捨選択もやむを得ないとの判断を示した格好だ。

 だが、鳩山首相は就任前の総選挙中、「借金は増やさない。これ以上増やすようなことになれば国家がもたない」「財源は十分確保できる」などと述べ、無駄排除による財源確保を公約していた。それだけに、赤字国債増発はもとより、マニフェストの一部執行停止を行う事態となれば、公約違反と批判されるのは避けられない。自民党中堅は「無駄遣い撲滅で財源確保するといっても、何兆単位で捻出できるものではない。民主党も同じ壁にぶち当たっている。そもそも、総選挙前に耳障りのいい発言をしすぎたツケで、自縄自縛に陥っている」と冷ややかだ。

なんか、税金払いたくなくなっちゃうよねー。

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