【支那】月餅こわい
彼の国の「菓子」の中では最も有名な部類だと思うが、そこにまでも…
THIS WEEK 食品
アメリカは輸入禁止 中国では香港製が大人気の菓子“月餅”
(週刊文春 2009年10月8日号掲載) 2009年10月5日(月)配信
中秋の名月を楽しむお月見。中国では“中秋節”といい、今年は十月三日である。
「“中秋節”は中国人が重視する祭日の一つで、このお月見に欠かせないのが家族で食べる“月餅(げっぺい)”です。ケーキ屋さんやホテルは大事なかき入れどき。中国各地では一カ月も前から“月餅”商戦が繰り広げられます。街のあちこちには豪華な箱に詰められた月餅が陳列棚にズラリと並んでいるのがみられますね」(北京在住の新聞記者)
そんななか、いま一番人気は「香港製」のラベルがついたブランド月餅んだという。
「香港から深センへと抜ける第二ボーダーでは、月餅の箱をたくさんかかえた人の往来が盛んで、通関施設のなかの免税店の前にも月餅の箱が堆(うずたか)く積まれています」(同前)
でも、なぜ本場の中国人がわざわざ香港製の月餅を買うのか?
答えは簡単。中国人が求めているのは、“味”ではなく“安全”なのだ。
「いまの時期、香港への買い出しは粉ミルクと月餅がほとんど。どちらも国内で買うと危険だからみんな香港製を欲しがるんです。地元のものじゃ上司に贈っても喜ばれませんからね」
と、広東省から買い出しに来た中国人の男性は言う。
前出の新聞記者が続ける。
「粉ミルクも月餅も、中に何が入っているのかわかりませんからね。この時期に質検総局などが非正規商品や衛生に問題のある月餅を摘発するのも恒例のことなんです」
それだけではない。
「こうした事情を考慮してか、アメリカは材料の卵黄などから口蹄疫や鳥インフルエンザが流入することを危惧して月餅の輸入を禁止しました。他にもカナダ、スペイン、オーストラリア、ニュージーランドなどの国も、ナッツなどに含まれるカビ毒『アフラトキシンB1』を嫌ったようで、個人旅行者の持ち込みにまで規制を加えました」(同前)
これに反発したのが中国のネチズン(ネット市民)。中国の商務部に「保護主義だ」として報復措置を求めて盛り上がった。
「メディアはいたって冷静で広州市党委員会の機関紙『広州日報』は〈質の問題を省みる好機〉と報じました」(同前)
中国もやっと大人の反応ができるようになった?(記事ここまで)
おたくは…大丈夫?
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