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2009年5月12日 (火)

【民主党】…後釜は?

融通効かない“ロボコップ岡田”…民主後継争い激化
(2009年5月12日(火)17時0分配信 夕刊フジ)

 民主党の小沢一郎代表の辞任表明で、今後の焦点は、次期総選挙の「顔」となる新しい党代表選びに移った。12日の党役員会などで16日に代表選を行うことを決めたが、現時点では小沢氏を支えてきた鳩山由紀夫幹事長の待望論が浮上する一方、岡田克也副代表も出馬に前向きだ。すでに党内各グループは会合を重ねるなど、鳩山、岡田両氏を軸に駆け引きを激化させている。

 16日の代表選は両院議員総会として党所属国会議員だけの投票で選出する。正式には党員・サポーターも含めた投票で選ぶが、党勢の早期回復のため、今回は簡略化した形の代表選とした。

 注目される代表選。昨夜は「先のことは全く考えていない」としていた鳩山氏は12日朝、「とにかく党内を結束させることだ」と述べ、微妙な変化を見せた。

 鳩山氏は西松建設事件で窮地に陥った小沢氏との関係を「一蓮托生」と言って支え続けてきたが、最後は小沢氏辞任への道筋をつけ「調整型として名を上げた」(民主中堅)との評価もある。鳩山、小沢両氏のグループに加え、旧民社党系、旧社会党系グループが「鳩山支持」に回るとみられ、「衆参合わせ221人のうち、すでに100人程度は固めた」(中堅)との見方も。

 ただ、逆に小沢氏との距離の近さが「弱点」だ。小沢氏に距離を置く若手議員は「(鳩山氏では)政治とカネの問題で暗い影がつきまとう小沢氏の影響力が残る」と小沢氏による“院政”を警戒する。

 一方の岡田氏。12日午前、「現段階では熟慮中。堂々たる代表選を行い、国民に判断してもらう」と述べ、前向きに出馬を検討する考えをにじませた。

 岡田氏を推すのは、小沢氏に距離を置く中堅・若手議員が中心。岡田氏は企業団体献金規制など政治改革に力を入れ、クリーンなイメージが定着しており、党のイメージ刷新に適任との考えだ。

 だが、党内からは「融通がきかない」「原理原則を曲げない」との声が漏れる。実際、民主党政策責任者時代には、最後まで主張を曲げないことから「ロボコップ」と言われたこともあるほどだ。他の野党との円滑な関係を維持できるかとの不安感も強い。「岡田支持」は前原誠司副代表や野田佳彦広報委員長のグループ計約50人が中心とみられ、菅直人代表代行グループの対応はまだ決まっていない。

 こうした状況を踏まえ、小沢氏周辺はこう分析する。「菅氏のグループが野田、前原両氏に引っ付くことはないだけに、小沢氏の望みどおり鳩山氏で勝てるだろう」

多士済々と見るか、人材難と見るかは、諸兄のご判断にお任せしたい。

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