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2009年3月10日 (火)

【民主党】胆沢ダムの闇

胆沢ダムには小沢の闇が貯まっている
(2009年3月10日(火)10時0分配信 日刊ゲンダイ)

「大久保秘書にダム工事が受注できるようお願いした」――。西松建設前社長の国沢幹雄(70)は、小沢一郎の公設第1秘書・大久保隆規(47)に関する東京地検特捜部の取り調べに、こう供述したという。

 問題の工事とは、国土交通省東北地方整備局が06年3月に発注した、岩手県の胆沢ダムの関連施設工事だ。これを約95億円で受注したのは、西松建設などの共同企業体(JV)。予定価格を下回る金額で応札したのは、西松のJVだけだ。それでなくても、このダムには怪しい話がワンサカだ。

「胆沢ダムは、1953年完成の石淵ダムの約2キロ下流に建設が進められている。完成すれば、石淵ダムは完全に水没してしまいます。その石淵ダムの工事には、西松建設も関わった。ところが、胆沢ダムについては早くから鹿島が本命視されていたのです。このままでは“既得権益”を奪われると思った西松は、政治家に頼ったのでしょう」(週刊現代で「小沢一郎の金脈を撃つ」の連載を続けるジャーナリストの松田賢弥氏)

 胆沢ダムの総工費は2440億円。ベラボーなダムだ。しかし、この規模にも疑惑がある。

 現地を取材した経験もあるジャーナリストの横田一氏はこう言う。

「確かに胆沢平野の夏場の水不足は深刻で、石淵ダムだけでは心もとなかった。でも、農水省の担当者の説明では、ダムに必要な用水容量は、2倍程度で、カサ上げでも賄えた。それなのに胆沢ダムの利水容量は、石淵ダムの約13倍にもなるのです。これには地元からも『減反が進むのにこんなダムは不要』の声が出ています」

 朝日新聞には、胆沢町長経験者のコメントが出てくる。

「胆沢ダムは大蔵省がぜいたく言うなと反対していたんです。そこを破ってくれたのが、小沢先生です」

 カサ上げで十分だったダムが、国内最大級に膨れ上がったのはなぜなのか。背景には大きな闇がある。

(日刊ゲンダイ2009年3月7日掲載)

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コメント

岩手県内のゼネコン向けの工事は大久保氏も鹿島建設に確認を取る。 何せ小沢氏への献金は鹿島が一番多く、陸ゼネコンの仕切屋は全国どこでも鹿島なのだから。

投稿: | 2009年3月17日 (火) 10時36分

複数業者から複数の献金ルート…次々明らかになりつつありますね。「小沢王国」解体に向け、特捜部の頑張りに大いに期待です!

投稿: 中谷 裕 | 2009年3月18日 (水) 21時23分

これで八ッ場ダム中止となると、民主党も説得力に欠けますね。
こちらも中止するとはいかないのだろうか。
シンボリックなダムになってしまうと思うのだけど。

投稿: 隠蔽 | 2009年10月 3日 (土) 09時57分

お説、全くご尤も!
最近マスゴミは、何故か全く触れませんが…

投稿: 中谷 裕 | 2009年10月 3日 (土) 10時56分

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