【支那】侵略記念日
メディアの中でも、真正面から指摘する産経だけはまだまともですね。
チベット族、強まる反感 統治宣言50年 中国は正当性強調
(2009年3月28日(土)8時0分配信 産経新聞)
【北京=野口東秀】中国は28日、チベット地域での統治権の確立を宣言してから50年を迎えた。政府はこの日を「100万農奴解放記念日」として新たに制定し、共産党によるチベット統治の正当性を強く訴える一方、治安部隊の大量動員によってチベット族への締め付けを強化している。チベット族の僧侶らは政府当局に対する反感をますます募らせているのが実情だ。
■農奴解放記念日
27日、北京の人民大会堂で開催された「農奴解放50周年座談会」。中国政府に認定され、愛国教育を受けたチベット仏教指導者パンチェン・ラマ11世(19)があいさつに立った。
「本当のことをみる目を与えてくれた中国共産党に心から感謝したい」
座談会には共産党ナンバー4の賈慶林全国政治協商会議主席らが出席し、共産党によるチベット統治の正当性をアピールした。
北京市内では、党統一戦線部などの主催で「チベット民主改革50年大型(写真)展覧」が開かれている。チベット自治区50年間の「経済発展、社会の進歩、人権発展の巨大な成果」(同展覧会)を500枚以上の写真などで紹介し、「貴族などが支配し、残虐な刑を科していた封建農奴制社会」だったチベットを共産党が「解放した」との歴史認識を強調している。
■活仏選定が火種
「誰も政府の宣伝なんか信じていない。今後は、宗教の根幹にかかわる活仏の選定が重大な分岐点になるはず」。
四川省のチベット族僧侶は、当局が、チベット仏教の宗教観に「干渉」しているとして、強く反発した。
チベット仏教では、生身の人間を転生する菩薩の化身である活仏とみなす。その最高位である「ダライ・ラマ」が尊敬の対象だ。
その活仏の選定をめぐり、2007年9月、中央政府の認可権を強化した「活仏転世管理弁法」が施行された。中央政府は最高指導者のダライ・ラマ14世による活仏の選定を認めないとする法的な根拠が整ったとしており、今後、対立の火種となるのは必至だ。
四川省のチベット族居住区で「読経」が禁止されるなど、宗教統制は着実に強化されている。
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