【支那】事故米倒産
事故米からメタミドホス検出、「浅井」など強制捜査へ
(2008年10月6日(月)14時47分配信 読売新聞)
接着剤製造会社「浅井」(名古屋市瑞穂区)による事故米の不正転売問題で、農林水産省が転売先に残っていた事故米を検査した結果、国の残留基準の2倍にあたる有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出されたことが6日、わかった。
農水省は近く、浅井などを食品衛生法違反(規格基準外食品の販売)容疑で愛知県警に刑事告発する。県警も同法違反の疑いが強いとみて、同社などの強制捜査に踏み切る方針を固めた。
農水省によると、静岡市の米穀販売会社「西田米穀」の倉庫に保管されていた事故米の一部から、基準値(0・01ppm)の2倍にあたる0・02ppmの農薬成分を検出した。
この事故米は、浅井が米穀商「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)に転売した中国産もち米570トンの一部。ノノガキ穀販から「関西米穀市場」(京都市)を通じて、今年2月、西田米穀に24トンが納入され、16トンが在庫として残っていた。
事故米不正転売、接着剤製造会社「浅井」が事実上倒産
(2008年10月8日(水)19時53分配信 読売新聞)
事故米の不正転売をしていた接着剤製造会社「浅井」(名古屋市瑞穂区)が事実上倒産していたことが8日わかった。負債総額は数億円とみられる。
東京商工リサーチ名古屋支社などによると、浅井は、事故米問題が表面化したことで信用が低下し、取引先離れが進んだ。9月中旬以降資金不足に陥り、今月になって、2度目の不渡り手形を出して、事実上倒産したという。
浅井は2003~07年度、国から事故米計1297トンを購入し、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」に汚染された中国産もち米570トンを含む計862トンを米穀商「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)に転売。もち米の一部は複数の業者を通じて、食用として流通していた。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント