【北京五輪】不快指数
北京五輪キャスターの“不快指数”(日刊ゲンダイ)
[日刊ゲンダイ 2008/08/07 10:00]
●もうやめてくれ!金メダル絶叫
北京五輪開幕までいよいよ秒読み。中継するテレビ局は、タレントやスポーツ選手をキャスターに起用して独自色を出そうと躍起だ。
前回のアテネ五輪は日本勢のメダルラッシュで、各局が軒並み高視聴率をマークしたが、“絶叫”連発の実況や、メダル獲得をあおるトークには大ブーイングだった。そのせいで北京五輪は、終始おとなしいともっぱらだ。
「最近は、視聴者がスポーツ実況に拒絶反応を起こしやすく、各局ともかなり神経質になっている。ボクシング中継で亀田大毅寄りだと抗議が殺到したTBSはプロデューサーが、“絶対メダル!”などとあおったりせず淡々と伝える方針を打ち出しています」(テレビ局関係者)
だが、「静かな実況」なんて絵に描いた餅なのは、キャスターの顔ぶれを見れば一目瞭然だ。特に、堀尾正明(日テレ)や松岡修造(テレ朝)。2人とも度を越したテンションの高さがウリだ。
「堀尾はスポーツの仕事を続けたくてNHKを辞め、フリー転身後の初仕事が北京五輪キャスターだから、かなり力んでいるはず。松岡もインタビューで“静かでは僕の良さが出ない”“声がつぶれないようにボイストレーニングに通っている”と言うなど、相当な意気込みです。2人の雄叫びが耳にキンキンきそうです。ハイテンションなら、TBSの小倉隆史も要注意です」(芸能記者)
それに加えて、“スペシャル枠”の2人もいる。明石家さんま(日テレ)と浜田雅功(フジ、同左下)が、キーの高い関西弁で“お笑い口角泡”を炸裂させるのは確実だ。
「競技の開催は日中からゴールデンタイムにかけてで、各局とも生中継主体の構成だから、日本勢のメダルラッシュでタガが外れれば、お祭り騒ぎになるのは確実。不快指数はどんどん上がるはずです」(前出のテレビ局関係者)
暑苦しい夏になりそうだ。
(日刊ゲンダイ2008年8月4日掲載)
大会、いや開催国ごと潰…おっとっと。(冷笑)
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