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2008年6月 1日 (日)

Time Up:エピローグ

 五月二十八日、安永重蔵(じゅうぞう)内閣官房長官、私見とした上で平壌の黄副主席狙撃関与を示唆。
 五月二十九日、北朝鮮政府、狙撃は魚前人民武力部長の支持勢力の仕業とし、首謀者ら魚派要人を粛清。
 同日、紀尾井町のロシア料理店「ゴバック」店主ヨシフ・イヴァノヴィッチ・アレーエフ、失踪。
 五月三十日、台湾の董毅(とうき)元総統、来日。
 五月三十一日、入江一郎・外務省アジア大洋州局北東アジア課長、執務中に急死。死因は急性心不全。
 六月二日、都内滞在中の台湾・董元総統、パーティーの席上で「二つの中国」について言及。中国政府はこれに不快感を表明、同時に日本政府へ善処を要請。
 六月五日、安永官房長官、董元総統は私的な訪日との理由から、中国の要請への対応は困難とコメント。
 六月七日、米国政府、ホノルルにCIA関係者を派遣、黄沢究副主席の亡命受容れを前提に事情聴取を開始。
 同日、ニューヨーク郊外のモーテルに米国民主党ジョシュ・ゲッパーズ上院議員と、馴染の売春婦の情死体。
 六月十三日、在日朝鮮人安智鉄、射殺体で発見。
 六月十六日、狙撃関与の疑いがある在日朝鮮人申広秀(シングァンス)、潜伏中の都内・代々木の雑居ビルで警視庁捜査員が発見、銃撃戦の結果射殺。この際、同行出動した公安部管理官・小坂井寛晃(こざかいひろあき)警視が殉職。
 六月十九日、水口嘉子外務大臣、一身上の都合を理由に辞任。マスコミは黄副主席狙撃事件による実質的な更迭と報道。
 六月二十二日、小坂井警視長の警察葬、青山葬儀所で厳かに執行。
 同日、佐々木篤警察庁長官、健康上の理由で退官。
 六月二十八日、在日Jリーガー・安智平とその家族、アメリカ大使館に保護を申請。館内での記者会見で「祖国はもうない」と語る。
 六月三十日、米国民主党ビル・ケイン上院議員、自宅で拳銃自殺。
 七月三日、金総書記の三男・金正云、留学先のモスクワから失踪。
 七月六日、第三国経由を含める北朝鮮への入出国および物資の送付・受取り、無期限で全面禁止。

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