場外…
山拓、謝罪に応じず告訴も検討…安倍の利権発言に激怒
(2008年6月21日(土)18時21分配信 夕刊フジ)
自民党の山崎拓前副総裁が、北朝鮮外交をめぐる安倍晋三前首相の「利権発言」に激怒し、名誉毀損などの告訴も検討しているという。一方の安倍氏は断固として引く構えを見せない。応援団による場外乱闘も激化しており、バトルはさらに拡大しそうだ。
20日の自民党役員連絡会は両氏の応援団が激突した。山崎派の田野瀬良太郎衆院議員が「(安倍氏の発言は)言葉が過ぎるのではないか。不適切だ」と猛烈に批判すると、安倍氏に近い菅義偉選対副委員長が「政策議論の発言は自由だ。(そんな話を)役員連絡会で取り上げるのはいかがなものか」と反撃した。
見かねた伊吹文明幹事長が「私から安倍氏に話しておく」と議論を引き取ったが、安倍氏は山崎氏の求める謝罪や撤回に応じる構えはない。
安倍氏は20日、国会内で「(18日の)講演の全体をよく見ていただきたい。(対話路線で拉致問題が進展しなかったことを)学習してもらいたい」と突き放した。
こうした中、永田町では「山崎氏が告訴を検討している」との情報が広まっている。
永田町関係者は「機密情報に接触でき、北朝鮮問題に取り組んできた安倍前首相が、山崎氏の対北外交を『百害あって利権あり』と公言した重みは大きい。山崎氏の地元や国会事務所にも抗議が殺到しており、政治生命にかかわる事態となってきた。利権発言を放置できないのだろう」とみる。
一方、自民党中堅は「対外的なポーズだけだろう。告訴すれば余計に騒がれ、週刊誌の格好の餌食になる。通常国会も閉幕したのだから、山崎氏は嵐が過ぎ去るのを待つのではないか」と話す。
自民党の過激な舌戦に、民主党の鳩山由紀夫幹事長は会見で、「前首相が前副総裁を口汚くののしっている。政権末期症状を呈しているとしか言えない」と冷ややかに批判した。
民主党に言われたかァないという気もするが、さて…官邸に延焼せずに済むやら?
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