【支那】暴動、甘粛へ飛び火
甘粛省のチベット自治区でも暴動…新華社報道
(2008年3月20日(木)1時34分配信 読売新聞)
【北京=牧野田亨】中国国営新華社通信は19日夜、甘粛省甘南チベット族自治州で15日からチベット族による暴動が起き、政府庁舎や学校が襲撃され、商店が焼き打ちされたと報じた。
新華社がチベット自治区ラサ以外の暴動を伝えたのは初めて。政府への抗議行動の広がりが裏付けられた形だ。
報道によると、地元政府報道官は「警察が必要な措置を取り、秩序は回復した。暴動は組織的、計画的で、根源は北京五輪を妨害しようとする(チベット仏教最高指導者)ダライ・ラマ(14世)勢力だ」と非難した。詳しい被害状況には触れていない。
一方、インドに拠点を置く民間活動団体(NGO)「チベット人権民主化センター」は19日、同州で約200人が参加したデモ行進が起きたと伝えた。
四川省アバチベット族・チャン族自治州紅原県でも18日、約100人が地元政府庁舎までデモ行進。掲揚されていた中国国旗を引きずり下ろし、チベットの旗を掲げたという。
また、チベット独立運動を支援するNGO「フリー・チベット・キャンペーン」(本部・ロンドン)は18日、同自治州アバ県で16日に行われたデモで30人が死亡したとの住民の証言を発表。発砲の証拠として、銃創とみられる傷跡のある遺体写真も公開した。
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