実力?
福沢朗が一番問われているのは視聴率を稼げないことだ(日刊ゲンダイ)
福沢朗(43)を直撃しろ――。マスコミは番組の不祥事で昼の情報番組「ピンポン!」(TBS)を降板するという情報が流れている福沢をインタビューしようと必死だという。
「ピンポン!」の不祥事は高校生ゴルファー、石川遼に盗聴工作を仕掛けた例の事件。福沢は発覚直後の6日、番組で涙の謝罪を行った。「僕自身の処分、身の振りよう、この番組としての責任の取り方、今、考えております」と語った。
この言動には2つの見方がある。ひとつは「ピンポン」をはじめ、白インゲンダイエット騒動の「ぴーかんバディ!」(TBS)など、担当した番組で不祥事を連発させ、これ以上、番組を続けられないという、福沢なりのケジメ。もうひとつはすべての責任をかぶることで、潔しという態度を示して次につなげようというものだ。ちなみに、次とは筑紫哲也が肺がんで入院したことで改編のウワサがある「NEWS23」(TBS)枠だ。
マスコミはそんな不祥事に巻き込まれ、心労が重なっている福沢を直撃したがっているわけで、福沢にとっては悪い話ではないはずだ。
しかし、福沢がどんな言動をしても業界関係者の目は厳しい。最大の原因は福沢の番組の視聴率が期待したほどアップしないため。
たとえば「ピンポン!」である。第2部(11時30分~)の4日の視聴率は3.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、5日は3.6%、謝罪を行った注目の6日は4.2%にアップしたが、通常は3%前後。恵俊彰が司会を担当した前番組「きょう発プラス!」(TBS)は5%前後をキープしていたから、福沢になってダウンしている。
「不祥事は福沢の責任とはいえないが、視聴率が稼げないのは決定的なことです。福沢が何を言っても、周囲がどうフォローしても評価されないのはそのためです。それでも福沢を起用したい局があるとすれば、別の理由からでしょう」(放送関係者)
要するに、福沢の実力が問われているのだ。
【2007年6月11日掲載】
[日刊ゲンダイ:2007/06/14 10:00]
全部TBSだが…偶然?
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